コミュニティ

ROOTS Berlin

2026年4月10日

ルーツ・ベルリンの人々がバイブし、一緒に歌う

ドイツでは、22%を超える人々が人種差別を日常の中で経験しています。人生に影響を及ぼし、機会を奪うこの問題は、社会の一部だけでなく、私たち全体に関わるものです。

そうした状況の中で、ナイマ・ナジールとフィリー・ミハンは、ベルリンにBIPoCコミュニティが集い、安心して自分らしくいられる場所をつくろうとしました。2020年にROOTS(opens in a new window)が設立され、2022年には非営利団体となりました。このプロジェクトは、都市の中で多くの人々が感じていた孤立や、十分な支えを得られない状況に応えるかたちで始まりました。誰もが自分らしくいられる空間を作りたいという想いが、この取り組みの原動力となっています。

「人が集い、分かち合い、ともに何かを生み出す。その価値はかけがえのないものです」

ノア・スリー(ワークショップリーダー)

ROOTSは、創造性やウェルビーイング、知識は分かち合うことでこそ、より大きな力を持つという考えのもと活動しています。無料で提供されている「We Move」、「We Create」、「We Learn」は、日常にある人種差別や偏見に向き合いながら、BIPoCコミュニティの絆を育むプログラムです。それぞれの活動が前向きな変化を生み出し、誰もが安心して生き生きと過ごせる環境を育みながら、コミュニティの結びつきを深めていきます。

ルーツ×窓の上に団結せよ
色とりどりの花でいっぱいの花瓶とメッセージ入りの封筒

2023年から、MarshallはROOTSとパートナーシップを結び、こうした取り組みを支援しています。ベルリンのBIPoCコミュニティが、ワークショップや創作の場にふれられる機会を増やしてきたのです。 ROOTSでは、コミュニティのニーズに応えるさまざまな活動が行われています。ワークショップでは、体を動かすことやフィットネス、ソングライティングやDJといった創作活動に加え、心身のウェルビーイングを育むための幅広い取り組みが行われています。どのセッションも、誰もが安心して参加できる場であり、自分の想いを表現するきっかけを与えてくれます。ある参加者は、こう語ります。「ここは、温もりとつながりを育む場所なんです」。 また、有色人種のFLINTA(女性やジェンダーマイノリティ)を対象としたDJワークショップでは、安心して学び、練習し、経験豊富なDJと交流できる環境が整えられています。参加者は機材に触れながらスキルを磨き、お互いのつながりを深めていきます。さらに、自己肯定カードを取り入れることで、自信や創造性を引き出し、自分自身と向き合うきっかけにもなっています。こうしたセッションは、自己表現を後押しし、ここが自分の居場所だと感じられる感覚を育んでいます。

ワークショップで生まれるつながりや変化は、その場限りのものではありません。参加者はここで互いに支え合うネットワークを築き、新しいスキルを身につけながら、人種差別をめぐる経験がもたらす心の負担と向き合える場も見つけています。ある参加者は、こう語ります。「私たちがもう一度つながり、自分を見つめ直し、気持ちを整理しながらお互いに支え合える、そんな安心できる場をつくってくれたことに、本当に感謝しています」。

「ROOTSがつくってくれた場所で、私はここにいていいんだと思えました。イベントやワークショップを通して、たくさんの素敵な人たちやクリエイターに出会えたんです」

アリッサ・ザディ(クリエイター&DJ)

2020年以降、ROOTSは45回を超えるクリエイティブイベントを開催し、1,600人以上が参加してきました。また、スポーツやウェルビーイングのセッションも80回を超え、2,300人以上が参加しています。さらに、コラボレーションや仕事の機会を通じて、150人を超えるBIPoCフリーランスや小規模事業者の支援にもつながっています。

フリンタDJワークショップの外
長テーブルで屋外ランチを共にする人々

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